天空の林道ツーリング紀行
中津明神山は愛媛県久万高原町と高知県仁淀川町の境にそびえる山である。
ドーム型の気象観測所が設けられた事からも分かるように展望はよい。
北方に石鎚山系の山々、南に四国カルスト、東方に剣山系の山々、南に太平洋を見ることができる。
その山頂から見下ろす形で、ここ近年「天空の林道」と称される大パノラマの景色は圧巻である。
山頂には小さな鳥居とほこら、名野川城跡の標識がある。
平家の落人がここに城を築いたのである。
この地域には平家落人伝説がある。
ここから東へ数キロ越智町の横倉山の「安徳天皇潜幸伝説」が有名である。
安徳天皇はこの地で亡くなったのである。
壇ノ浦の戦で8歳の安徳天皇を抱いて入水したのは按察使局、安徳天皇はこの時亡くなったとされるのがおおかたの史実である。
「安徳天皇潜幸伝説」では壇ノ浦の戦で秘かに難を逃れ四国山地を転々としたどりついたのが横倉山である。
山中暮らしに耐えていたが病床に伏せ、23歳で亡くなったのである。
按察使局は引揚げられその後も生きているのが・・・ 潜幸伝説を悩ましくする。
国道33号より中津明神山へ駆け上がっていくのだが、その途中に景勝地、中津渓谷がある。
近年「仁淀ブルー」という言葉がもてはやされている。
太陽の光や空の青さが入り混じって神秘的な色合いを見せる。
それが「仁淀ブルー」である。
見る場所は「にこ淵」「安居渓谷」「中津渓谷」が有名である。
青く透明な水の色、青すぎる絶景を目の当たりにし足がとまった。
天空の林道のルートとおすすめスポット
国道33号線からの入り口は、比較的分かりやすいと思う。
途中、中津渓谷が現れるが、その横を山へと駆け上がって行くと集落があらわれ分岐の道もチラホラあって迷うかも知れないが、スカイパークを目指せば迷わないと思う。
そこからは、森の中をひたすらぐねぐね駆け上がっていく、するとしだいに視界が開け笹が生い茂る。
そこから頂上まではすぐである。
ここまでの道は舗装路で問題ないが、天空の林道を走るとなれば、話は違う。結構ガレてて、走りにくいし神経使うし、こければケガするかも?のレベルの道である。
中津渓谷 ゆの森
高知自動車道・伊野ICから車で約43km、JR佐川駅から車で約24kmに位置する渓谷の川沿いに建つ、快適で優しい風情の温泉宿泊施設が「ゆの森」。
雨竜の滝は、車で約1kmである。
天井に木材を使用したエントランスや暖炉のあるロビーは、癒しの温かなスペースとなる。
ダークウッドのインテリアをすえ付けた、全4室の和室は控えめで素朴な佇まいとなる。
全室に洗面台・洗浄性能付き手洗いを完備し、冷蔵庫、テレビ、個別空調をそなえている。
ヒノキ風呂をそなえる全3室のコテージタイプの客室は、バルコニーにつながり大きなガラス窓からは、自然光が差し込む明るいゆとりのあるスペースとなり全室禁煙となる。
高天井の大きなガラス窓から木々を眺める内湯、天井付きの露天風呂など贅沢きまわりない。
レストランでは、和食膳かフレンチのコース料理を用意、 朝食は和食を用意する。
夢の森公園キャンプ場
手洗い・炊事棟完備で無料!さらに、灰捨て場もある。
中津渓谷の奥、四方を山に囲まれているので日暮れが早く、川の音を聴きながら長い夜を愉しむ。
暖かくなるとノダニが多く出るのでバリアスプレー等の対策が必要だろう。
人気のキャンプ場なので暖かくなってくるゴールデンウィーク以降の休日は満杯になる事が多々あるようだ。
そのときは少し登って広い吾川スカイパークに行くとよい。
きれいなところなので、常に誰もが使用できるよう礼儀作法を守って使用することを望みます。
数分下れば「ゆの森」ご飯も食べれるし温泉も入ることができるので、贅沢なキャンプになりそうだ。
ドライブイン引地橋
国道33号線沿いの飲食店ドライブイン引地橋。
近場のおばちゃんらがやってる店だから、心行くまでのサービスはないらしい。
と思ったほうが良い。
それを踏まえて行くと、おでんも美味しいし、ヨモギ餅も美味しいし特に不愉快なことはないだろう。
空いてる席へ適当に座って注文するスタイルで、混み合ってたら、スタッフさんを強引に呼んで注文すればよい。
鮎定食が人気だが、ラーメンと昔ながらの焼き飯を頼むのもよし。無論おでんもね。
最後に食べた皿やおでん串を数えてお会計なので、そのままにしておかねばならない。
水のピッチャーがない時は、適当に取ればよい。
ラーメンセットがないのはなぜ?望みはしないが。
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