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岡山県高梁市 自然の巨石をくぐる道「羽山渓」


巨石を素掘りでくりぬいたトンネルは県道が通過しとるんじゃ。この岩でかいじゃろ。

羽山渓はやまけいツーリング紀行

岡山県高梁たかはし成羽町なりわちょう羽山の「羽山渓」そこに巨大な自然石をくりぬいて造られた素堀のトンネルがある。

江戸中期から明治にかけ、朱色の瓦の「べんがら」が日本唯一の巨大産地として繁栄を極めた吹屋から成羽を結び大量の物資を運ぶ幹線道路があったのだが…

近代には車両の交通(荷車・人力車など)の進展にともない従来の尾根筋を通る道では急勾配なため、急きょ緩い傾斜の道路が必要とされた。

そこで、島木川沿いの「羽山渓」ルート、県道宇治下原線(県道300号)が建設される。

その後、大正8年から約2年の歳月をかけて岩盤をくりぬくトンネルが建設されたのが、今日見られる素堀のトンネルなのである。

現在、幹線道路は「かぐら街道」などの開通があり交通量は激減している。

岩のトンネルから見上げた写真
県道宇治下原線の風景
羽山渓の看板
岩のトンネルの反対側
岩のトンネル内部の写真
トンネルではないが、くりぬかれた岩

羽山渓今回巡ったルートとおすすめスポット

県道300号で全線舗装された渓谷を走り抜ける道。

他のツーリング客もチラホラいるので、先の見えないカーブは勿論注意が必要。

巨石トンネルはロッククライマーの練習場となっていて歩行者がいる場合もありそうです。

吹屋ふるさと村

高梁市と言えば備中松山城の次にベンガラで栄えた吹屋ふるさと村でしょう。

赤銅色の石州瓦とベンガラ色の外観で統一された、見事な町並みが整然と続く吹屋の町並み、この町並みこそ、江戸末期から明治にかけ、吹屋の長者達が後世に残した最大の文化遺産なので観光として大変オススメの場所です。

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