チルYAMATO satellite

チェアリング愛好家・チルYAMATO

TLR200エンジン腰上オーバーホールに挑戦(前編)

それは、エンジンストールから始まった!

三原市に恵下谷と言う有名な峠があるのだが、久井インターから三原市内へ抜ける長い登り道をアクセルフル回転で走行中に突然エンジンが吹かなくなった!TLR200のエンジンだからアクセルフルでも100kmはでていないにもかかわらず、エンジンからカタカタ異音がするのでバイクを止めなくてはならないが、路肩が狭いので峠頂上の広場まで低速で走行し、そこへバイクを止めた。

オーバーヒートでもしたのだろうとエンジンを止めてしばらく待ったのだが、エンジンをかけるとカタカタ異音がするメタルが流れたのだろうと思うと、とても憂鬱になったのである。

あるユーチューバーの方がこう言っていた「このクラスのバイクのエンジンオーバーホールはしません。修理代で新しいバイク買えますから、廃車にします。」って、この言葉は私にとって、とてもキツイ言葉であった。とても私には新しいバイクを買えるような経済力は無いのである。選択は一つ自分で直すしかないのである。

とは言っても私にはエンジンをオーバーホールするような知識はない、整備マニュアル、パーツリスト、特殊工具、アドバイスを受ける知人もいない、恥ずかしいが、なんにも無いのである。

あっ、スーパーカブ50に70ccボアアップキットを組んだことはある!が、そのような程度の低い知識が通用しないのは、自分でも分かる。何はともあれエンジン分解始めます・・・。

エンジンを車体から外す作業

シート、タンクを外して、エキマニ、インマニを外して、スプロヶを外してチェーンを外して、プラグキャップ、エンジンにいってる配線を外して、キックペダル、ブレーキペダル、チェンジのペダルを外して、エンジンが下ろせる状態にしたら

エンジン下にジャッキをセットして、フレームとエンジンを取り付けているボルト類を外して、ジャッキを2~3cm上げてエンジン下の小さなステーを外さないと、エンジンが下りてきませんから、ここがポイント!

あとは、片手でエンジンを支えながらバランスをとり、ジャッキを下げていく、これでエンジンが下ろせました。

あっ、エンジンオイルはエンジン下ろす前に抜いたほうがいいです!

エンジン分解作業

エンジンをバラす前に圧縮上死点を合わせておくと安心なので、エンジン左側のクランクカバーについてる覗き穴とクランクを廻す穴を外して、Tマークのラインを覗き穴のラインへ合わせて、吸排気タペットカバーを外して両方のタペットに隙間があれば(手で摘んでカタカタ)すれば圧縮上死点、この状態でカムギアとタイミングチェーンとの噛み合わせに(エンジン左上の丸いカバーの中)ペンキで印をしておくと組立て時に安心である。

ここから、本格的にエンジンの分解が始まる。まずはヘッドカバーを外すが異常は見られない、カムを外すが慎重に絶対タイミングチェーンはエンジンの中へ落とさないで!(私は細い針金をくくりつけて落とさないよう気をつけました。)次にヘッドを外しましたが異常は見られない、後ろ側のチェーンスライダーを止めているボルトを外しておきましょう。ピストンにガタは無い!少しクランクを廻してみるが異常は見られない。見える範囲のシリンダーも綺麗だ。何故カタカタ異音がしていたのか?ピストンピンかコンロッドのメタルに異常があるのか?あるとしたらピストンにガタがあってもいいのにな?腰下もバラさないといけないのか憂鬱な時は、しばし流れて覚悟をきめた!

シリンダーを外す、シリンダー内部は綺麗だ・・・発見!

ピストンリングが片側だけ焼き付いていた!

腰下分解を間逃れて安堵してはいるが、シリンダーにピストン入れるときの、めんどくささは間逃れていないし、ピストンリングを締付ける特殊工具も、もっていないので、どうなるか心配だ・・・

ここまでの作業でのまとめ

では、何故ピストンリングが焼きついたのか?はい、エンジンオイル交換のズボラさが原因です。エンジンオイルを抜いたとき200cc(規定800cc)も出なかったのでエンジンが壊れるのは当たり前のことでした。前回オイル交換をして1200kmでオイル残量200ccって、オイル食ってるエンジンだったんですね。オイル交換をケチってエンジン死んだんだね!

ヘッドガスケット

ガスケット類の再利用は無理そうなのでネットで注文しました。

item.rakuten.co.jp

ガスケットが届いてから作業再開します。

ascension.hateblo.jp